デイサービスの仕事内容
送迎
デイサービスにつきものなのが送迎。利用者様のお迎えをする際に、いわゆる拒否と言われる、なかなか一筋縄では来てくれない人もいる。今日は具合が悪いとかなんやかんや理由をつけてこないのである。この場合は、ある特定の人が誘ったら来たりすることもある。
バイタル測定
バイタル測定は、血圧を測ることです。看護師も測りますが、介護士ももちろん測ります。そして異常のみられる方は、すぐに看護師に報告します。バイタル測定は、健康状態を知るバロメーターになるので大事なことです。いつもより違った数値がでれば、入浴中止をしたり、早めに病院でみれたりと異常の早期発見につながります。
レクリエーション
デイサービスにおいてレクリエーションは、その醍醐味と言えます。であるからこそ、頭を悩まさせる職員も少なくありません。デイの職員になると、レク担当とか、その日を仕切る司会的なことをやらなければなりません。はじめは緊張するんですよね~。私がやってるときは、大体週1とか、多い時は週2とかで担当が、回ってきていました。ネタ集めも大変ですし、たいがいはネットや、その日の新聞をみてネタにしていました。だんだん慣れて来ると、うまく利用者様と会話のキャッチボールが出来たり、さながらテレビの司会者になった気分で楽しくなってきます。
外出レクリエーション
外出レクは利用者様が最も、楽しみにしているもののひとつです。内容としては季節によって様々あります。初詣、花見、花火は鉄板と言えるでしょう。また、食事ツアー、買い物ツアー、野球などのスポーツ観戦も人気の外出です。ここで大事なのは、介護スタッフは、安全を確保し、健康状態に気をかけながら楽しんでもらわなければなりません。ただ連れていけばいいやーではだめなのです。転倒に注意しないといけない方はしっかり見守りや介助を行いながら安全に過ごしてもらうということを念頭においてやらないといけません。
行事レクリエーション
行事レクも利用者さんには、心がウキウキするものです。「わたしゃクリスマスなんてどうでもいい。」なんていうおばあちゃんでも、いざサンタの格好をして、クリスマスプレゼントを渡そうものなら、さっきまでブスっとしてても、自然と笑顔がこぼれてきます。
行事ごとのいいところは、やはり感情をゆさぶりやすいところでしょう。たとえばひなまつりの人形を飾ったら、自分の娘のことを思いだし、それにまつわるエピソードを話したりしてくれます。こういう感情に届くことが、日々の生活に活力を与え、認知症などの予防にもなります。
入浴介助
入浴は利用者にとって、これ目的に来る人もいるっていうぐらいデイサービではこれがあって当然ぐらいのやつです。要介護の低い人は、多少の介助は必要かもしれないですが、浴室をまたいで入ることができます。ただ、高い人は、自分ではすることができませんので、機械浴と言われるものに入ります。これは、車椅子に乗ったまま風呂に浸かることができたり、寝たまま入ることができたりとなっています。体をあまり動かすことの出来ない方の介助はもし家族がやらなければならないとしたら、かなりの介護負担になってきます。デイサービスや入浴は、家族の介護負担を和らげるということに、最適なサービスとなっています。
一芸あると強い
例えば音楽や楽器系が出来る人はかなり重宝されます。ギターが出来るなら、高齢者が好きな歌謡曲や童謡などをギターを弾きながら一緒に歌うとかなり喜ばれるでしょう。例えば、定番でいけばお富さん。銀座カンカン娘など。ギターをさらっと弾くとかなり盛り上がります。
ピアノが弾けてもかなり盛り上がります。逆に、あまり得意でないのに強引に弾いたりするとちょっと空気の読めない人になってしまいます。あと、手品が出来ると食い付きがかなりいいです。なにも一芸を持ってない方は手品のひとつや2つ身につけてみるとニーズのあるデイスタッフになることでしょう。
食事と食事介助
デイサービスに来る楽しみのひとつとして、食事があります。これも、主治医からどれぐらいのカロリーや塩分なら食べてもいい。という情報をもとに、栄養士が、カロリーや食事形態を考えて提供してくれます。食事を自前の厨房で作るところは味がよく、手作り感がありおいしいです。一方工場から出来たものを取り寄せて提供しているとこれはあまりおいしいとこはないと言えます。
まとめ
デイサービスで働くことは、介護施設系で働くよりも、介護技術という部分では、身につかない部分もあります。ただ、元気なお年寄りやコミュニケーションのとれる方と接することが多いので、会話のやり取りや楽しませることが好きな人には、働きやすい職場となるでしょう。