認知症で免許取り消しや停止が急増!
2017年3月~2018年3月の1年間の認知機能検査を受けた人の中で、認知症のおそれがあるとされた高齢者が5万7099人にのぼることがわかってます。また、このなかで、医師の診断などで免許取り消しや停止になった人は、昨年の3倍増の1892人になってます。
昨今、本当に高齢者の方の交通事故って増えていますよね。超高齢化社会が進んでいるわけなので、必然的に車を運転する高齢者が増えていくのは当然の流れです。
私たちの身の周りでも、車を運転している人で、認知症の方が混じっている確率は現在は、10年、20年前と比べれば相当上がってきているでしょう。なんか運転していても、確認してしまう自分がいます、周りの人は大丈夫かな?ちょっと危なそう方はいないかな?って。そうはいっても、認知症の方で見た目ではほとんでわからないのでどうしようもありません。
現在、高齢者の方が車を運転するのを見分ける方法としては、高齢者マーク(あの四葉のクローバーみたいなやつ)がありますが、あれって、義務ではないんですよね。はたしてあれをつけている人って、まじめな高齢者がつけているだけで、つけてない人のほうが多いでしょう。
しかもつけている人ほど認知証ではないような気がします。なので、これからは自動車を運転する老人って格段に増えてくるでしょうから、ほんとに何か制度を作らないとまずいことになると思います。
高齢者による交通事故が後を絶たない。
最近あった高齢者による交通事故は、90歳女性の方で、知人が見送りをしてて待たせるのが悪いので、赤信号であることは認識できていたが、「横断歩道を越えることが出来れば行けると思った。」と言っています。
この方はこの事故が起こる3ヶ月前に運転免許を更新しています。認知機能検査もパスしているとのことですが、しかし、90歳ともなると、反射神経や判断能力といった部分は、衰えているだろうし、やはり75歳以上の方には、障害物、人を検知すると衝突を回避する、自動ブレーキ機能がついたものでないと乗れないというような検討も必要ではないでしょうか。
運転免許証は自主返納も出来る!
運転免許の自主返納の制度が出来たのが、1998年です。なぜこれが出来たかというと、この頃から、日本が高齢化社会がどんどん進みだしたからです。それにより、高齢者、いわゆるお年寄りの事故が、うなぎのぼりに増えてきて、こりゃいかんということで出来た制度です。
また。自主返納をすれば、運転免許証は無くなりますが、そのかわりに運転経歴証明書というものを発行してくれます。
これをもっていれば、運転免許と同じように、住民票をとったり、銀行口座を開設したりと、本人確認書類として機能します。
また、各都道府県でも内容は違いますが、これを持っていると、さまざまな特典もついてきます。例えば、バス、タクシー、電車などの公共交通機関の運賃割引。
また高齢者にはありがい温泉宿泊施設の割引が出来たり、地元金融機関(銀行)の金利優遇が受けれたり、ほかにもその自治体によってオリジナルティーにあふれた特典を用意してますので、ご自分の地元では何をしているか確認してもおもしろいでしょう。